院長紹介
大阪大学医学部を卒業後、大学病院・市民病院・米国国立衛生研究所で循環器・糖尿病・脳梗塞の診療と研究に従事し、その後大阪大学助教授として研究に打ち込んできましたが、自分の道は臨床にあると考え、平成13年に大学を辞職し東淀川区の医誠会病院内科に勤務しました。医誠会病院では内科に関してはほとんどすべての疾患の診断・治療を経験させていただき、その経験の中で私と同年代ながら脳卒中や肝硬変などで寝たきりになるなど体が思うように動かせずに苦しむ人々の姿を見て、何とかこのかたがたの力になりたいと思うようになり、また患者さんの病気だけではなくその人の人生全体に関わりたい、 人がそれぞれの人生を全うしていただけるようお手伝いがしたいと強く願うようになりました。この思いを基とし、糖尿病・循環器・消化器・呼吸器の分野でのレベルの高い専門医療と、患者さんに近い立場で幅広い対応をさせていただく医療との両立を目標に、 平成20年11月に東淀川区小松に「玉谷クリニック」をオープンさせていただきました。
その後、平成23年11月には地域の皆さんの要望にさらに応えるためクリニックを拡張し、より快適な環境の中での医療の提供を可能にいたしました。その間、当クリニックの想いに共感していただけるさまざまな専門分野において優秀な先生がたにご賛同いただき、糖尿病、脂質異常症、高血圧、循環器疾患などの生活習慣病や血液疾患、消化器疾患など内科全般、アレルギー、小児疾患の患者さんを平成30年から医師複数体制、令和2年から医師6~8人、外来3~4診でサポートできる体制を整え、専門性と総合性の統合を目指してきました。また、通院が困難な患者さんには住み慣れた自宅での在宅医療を提供させていただいています。
糖尿病を代表とする生活習慣病は栄養指導や運動療法が重要な治療となるため、看護師や管理栄養士によるチーム医療体制も作り、また開業当初から地域の患者さんの健康維持、疾病予防をサポートできるよう、健康セミナーも定期的に開催してまいりました。これらの結果、「なんでも相談できる身近な総合病院」である当院に現在では毎月約3,000人のかたがたが来院いただけるまでになりました。
今後も、我々スタッフは「関わる一人ひとりが生き生きと充実した日々を過ごし、幸せで納得できる人生の創造」を目的とし、「全職種でワンチームの健康増進サポート隊」をビジョンとして、高い医療レベルと思い遣りの心で患者さんに癒し・安心・希望を提供してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
略歴
- 昭和58年
- 京都大学薬学部卒業
- 平成2年
- 大阪大学医学部卒業
- 平成2年~
- 大阪大学医学部付属病院、東大阪市立病院で研修その後米国国立衛生研究所(NIH)に留学帰国後、大阪大学で循環器・糖尿病・脳梗塞・老年病の研究・臨床に従事し医学博士号取得
- 平成11年
- 大阪大学助教授
- 平成13年
- 医誠会病院総合内科に勤務し循環器病、消化器病、糖尿病、呼吸器病、神経内科の診療に従事
- 平成20年
- 玉谷クリニック開院
現在 玉谷クリニックにて1日200人の患者さんの治療に携わり、高血圧・糖尿病・脂質異常症の患者数は2,000名におよぶ。また、年3~4回の健康セミナーを実施し、地域のかたがたの健康増進を目指す。